お困りごと

  • ●社内では特許出願などに業務領域が限られており、
    より高度な調査も実施したい。
  • ●他社動向や市場動向を把握し、
    製品の新たな販路を見つけたい。
  • ●業績アップなど当社が飛躍するための、
    コンサルタント的立場からのアドバイスが欲しい。

利用サービス

  • ●先行技術調査、動向調査にとどまらない
    コンサルタント業務
  • ●クレームドラフティングなどの研修の実施

導入前
の課題

  • 社内における特許調査や技術者向け研修の経験値およびノウハウが十分ではない。
  • 日常的に繁忙のため、特許出願業務などの限られた業務遂行にとどまっている現状。
  • 各社員のスキルが個人の資質任せとなっているために、バラツキが目立つ。

導入後
の効果

  • 単なる調査にとどまらず、事業評価や市場動向を見据えた知財戦略の立案など
    “頼もしいパートナー”を得ることができた。
  • 当社に合わせた研修の実施により、社員個々のレベル&モチベーションが格段に上がった。

ナミックス(NAMICS)という
社名の由来は?

知的財産/法務Gシニアリーダー金子様(左)
知的財産/法務Gグループマネージャー谷様(右)

 もともとは「北陸塗料株式会社」の社名で設立(1947年)しました。そして創業50周年にあたり現在の「ナミックス株式会社」に変更しました。この社名は「Nature & Art (自然と人間の共存共栄)」「Mutual prosperity (相互の繁栄)」「Innovation (革新性)」「Creativity (創造性)」「Sensitivity (感受性)」という単語の頭文字をつないだ造語です。
革新性、創造性、感受性によりすべての人の幸福と自然の繁栄を実現する、との願いが込められています。

パソナナレッジパートナーを
利用するきっかけは?

 当社は2005年頃まで、特許出願はしないという方針をとっていました。しかし次第に分析技術が向上し、また売り上げが拡大してきたことで他社との競合も激しくなり、そろそろ特許出願をという気運が高まりました。当時社内の人的リソースの不足もあり、外部コンサルタントに依頼し出願体制の構築を行っていました。しかしながら出願権利化で手一杯な状態が長く続いた為、発明者のリテラシーの向上、特許クリアランスまた特許分析・情報発信などの不足に対して問題意識は持っていたものの、現実的に手をつけることができませんでした。以前よりパナソニックグループ会社と関わりが深く、パソナナレッジパートナーの株主であるパナソニックIPマネジメントよりお話を聞き、ぜひパソナナレッジパートナーに業務をお願いしようという運びになりました。
さらにパソナナレッジパートナーには知財における実務レベルおよび研究開発など現場の経験を積んだ人材、とりわけ化学出身の方々も在籍していることを知り、当社のさまざまな要望にも対応していただけると考えました。

実際に利用されていかがでしたか?

 最初の依頼は、当社が開発しながらも持て余していた技術の活用方法の調査でした。その頃、知財部門ではまだ特許の出願しかしておらず、そうしたマーケティング調査は大変役に立ちました。先行技術調査や動向調査だけにとどまらない調査は、なかなか弊社では実施できません。多岐にわたる技術分野におけるさまざまな企業での経験値を持つパソナナレッジパートナーならではのサービスだと思いました。また開発品の新規用途について調査を依頼した際には、技術者だけではなく営業の人間の勉強にもなりました。今後どんな分野をターゲットにしたらいいか?
などのヒントもいただき、結果的に弊社内からの視点だけでなく多角的な理解ができるようになりました。

 我々自社内での調査との違いは「読み込み件数の量」の圧倒的な違いです。通常のスクリーニング件数の約5倍以上の読み込みをしてくださいます。これは驚きです。「量が増えると質に転化できる」ことはわかっていますが、我々では到底不可能な事です。
また特許性について社内の判官贔屓でなく、専門家による客観的な判断材料を提示して頂けた。さらに短納期案件でもスピーディーに質の高いアウトプットをいただける点でも、大変助かっております。

過去2回の社員研修はいかがでしたか?

 先行例調査や侵害予防調査、クレームドラフティング研修を実施していただきました。若手を中心に部署を横断するかたちで募り、約50名が受講しました。毎回の講義のみならず次回までの宿題が出されます。
業務終了後に研修グループメンバーが食堂などに集まり、回答の検討をしている姿を見ました。当社の知財活動の中で、これまでにない熱心さでした。まさに受講者の心に火をつける「当社知財活動の歴史に残る」研修でしたね。研修後はあきらかに個々のレベルがアップし、弊社技術開発部門全体の底上げができました。
技術者や化学の専門家はケミストリーのセンスはあるけど、それを特許などの権利につなげるにはどうしたらいいのかがわからない。そのマインドがこれらの研修で鍛えられました。今後も演習メインの研修を定期的に実施していきたいと思います。

今後、パソナナレッジパートナーに
のぞむことは?

 マーケティング調査や事業評価的な部分などを、コンサルタントという立ち位置からアドバイスをいただきたいですね。また、階層別、分野別、職種別に知財の教育体系を確立したいとも考えています。そうした当社にカスタマイズした具体的な研修も実施していただきたい…と希望します。

 ここ数年「IPランドスケープ」に挑戦したいと考えていますが、うまくいっていない現状です。市場動向や具体的な企業情報を組み合わせて将来的に事業をどう拡大していくか?という意思決定に役立つものを作りたい。
さらに発明者報奨制度、ノウハウに対する報奨制度などの制度設計についてもコンサル的にご指導いただけると幸いです。

パソナナレッジパートナー
担当者のコメント

 元企業知財経験者も多く、教育研修体系整備や、報償や制度設計の経験もありますので、対応可能です。また、IPランドスケープに関しても様々な分野の業務経験がありますので、御社のご期待に添えるような提案が可能と思います。